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器用貧乏

 この土・日曜日も午前午後ともに、みっちりとトレーニングを積みました。先月から比較すると、かなり体力レベルも上がってきており、ヘビーな練習にもだいぶ根をあげなくなってきました。

 さて器用貧乏とは・・・辞書では『何事も一応うまくできるために、一事を徹底できず、かえって大成しないこと。また、そのような人。』と記してあります。私の指導する部や授業でも結構あることですが少々難しい動作なども、いとも簡単にやってのける生徒がいるものです。しかし、問題はここからです。「できたこと」と「身につけたこと」とは雲泥の差であり、「できた」ことで合格したとか達成したでは、次の「身につける」へのステップへ進むことはできません。身につけることとは何度も何度も繰り返していくこと以外の近道はありません。本当に有能である者は、練習という場だけ、人の見ている場だけではなく、日常生活の中にも繰り返す動作を入れたり、頭でイメージしたりしながら、人の何倍も努力をして、凡人以上に身につけているものが多い人であり、かつそれらを有効に使用したり、利用できている人達です。勉強にしてもしかりです。テスト前に詰め込むだけ詰め込んで結果がよければ、後は忘れてしまうものです。これは目的が試験で結果を残すということであるがためです。本来の学習とは、学んだそれらのことを何に利用するかが大切であり、それができてこそ、自分に身につけた能力といえるはずです。

 安易に「できた」とは言わず、練りに練って「身につける」努力をしてから、『自分のものになった』ことで、初めて『できた』といえる人間に成長したいものです。010 011

『木をみて森を見ず』

 今日も高体連大会のため、臨時時間割4時間となり、みっちりローラートレーニングをしてきました。雪上もギリギリまで頑張ったことで、スキー感覚からうまくローラー感覚への移行がうまく出来ていると感じております。後は修正課題の多いものを練って練って練り上げることに主題を置いて頑張っています。

 さて、本日の全日本スキー連盟ホームページにも掲載されましたが、8月にチルドレン育成合宿を開催します。現在、クロスカントリー強化委員長という立場になって3期目(1期2年)となりました。昨年は、JAPANチームの要であるファビオ・ギサフィ氏を全国5ヶ所で世界先端をいくための技術指導や日本が世界に近づくためにはを目的として講習会を設定するなど、いろいろな事業を展開してきました。その第2弾として立ち上げた事業です。TOTO宝くじからの助成金をいただき、やっと実現するまでに至りました。強化委員会初め、いろいろな方達にご協力をいただきながら、成功に向けて頑張っていきたいと思います。夏見円・石田正子(共に教え子)といった世界の壁を破り続ける次代のために。第3弾としましては今、企画段階である『全国学童大会』と称し、陸上競技でいう都道府県対抗駅伝のような開催を企画しており、指導者も保護者もワクワクするような大会開催に向けて、子供達の目標となり、全国でのクロカンファンが育つことを目的として推進してまいります。

さて、標題の『木をみて森を見ず』ですが、私の指導指標となっている言葉です。本校の生徒ばかりという木のみに目を向けていれば、森は見えません。また、『森をみて木を見ず』では木自体を見ることはできません。そのバランスが大切だと常に自分に対して言い聞かせています。チルドレンという大切な時期に何を伝え何を教えるかが重要で、そこから繋がっていくところの木の節に本校があればと考えています。どこまで成長するかわからない無限の可能性を秘めた子供達の一助となるために、頑張っていることをご理解いたければ、この上ない喜びです。そして、そのことが本校スキー部の発展となり、更には日本クロスカントリースキー界の更なる発展に繋がっていくよう、いろいろな方面でも頑張っていこうと感じた一日でした。

いよいよ本格的なオフトレ開始!

 雪上トレも先週で終了し、いよいよ本格的なオフトレ開始です。したがいまして、背景も冬のイメージから、緑映える初夏のイメージへと変更させていただきました。これから、トレーニング量も質も上げていきます。味噌で言えば、仕込みの段階というのでしょうか、建物で言えば土台でしょうか、とにかくウインターシーズンへ向けての大切な時期であり、全ては冬季シーズンの結果を左右するといっても過言ではありません。

 今週は高体連北海道大会期間で多くの先生が不在のため臨時時間割で金曜日まで4時間授業となっていますので、またみっちりトレーニングの出来る時間か増えました。

 今日は、旭山にてRUN+PoleJunpingを行いました。このコースは旭山動物園に隣接する場所であり、今こそ日本中でも有名になりましたが、私が高校生時代も使用していた場所で、当時は閑古鳥がなくほど閑散としていたのですが、いつも駐車場は満車状態であり、見違えるほど環境は良くなっています。しかし、トレーニングコースは、今も昔のままを残しており、アップダウンのある土と木の階段と砂利道を含め、4kmのコースがあります。森林に囲まれており、夏でも日傘になってくれる涼しく、快適なトレーニング場所といえます。

 土・日曜日に行ったコンディショニングトレの影響(筋肉痛)もあり、Junpingが終了した時点では、動けなくなる者や足がつってしまうといった者もおりました。まだハードトレに順応できないようですが、これから少しずつレベルアップを図り、順応させていくつもりです。すべては冬季シーズンのために。そして、各自の設定した目標達成のために。私も選手も決して妥協せず、練り上げていきたいと思います。011 012

チルドレン強化

 14日(日) 最後の雪上トレーニングに行きました。雨が強く降る中でしたが、これから本格的に始まる4ヶ月間のオフトレとなるため雪上感覚を忘れないように、心身に刻み込むように、集中したトレーニングができました。『もう終わり』といっても、名残惜しいのか、最後の最後まで確認したいためなのか、なかなか止めない部員が多数おりました。しかし、どのチームよりも雪上をこなしたことは、必ず自信となるはずですし、私も自信の持てるトレーニングが出来たことは、大きな収穫であったと断言できます。

 さて、午後は上川プロジェクトと称し、未来のクロスカントリーアスリートを育成するために必要な要素は何か?ということで3時間に渡って、JOC・SAJ・その他教育機関と専門指導者など15名ほどを終結させ、形態的・技術的・心理的に向いている子供達を発掘するための会議に呼ばれました。対象は小学生でしたが、いろいろな意見を検出させ、絞り込んでいく方法で実施しましたが、最終的にチルドレン年代に対しては、持久力という偏った強化だけではなく、あらゆるバランスの良い強化が必要であるとの見解に到りました。一生の中で一番神経系の発達するのが、この小学期のゴールデンエイジの時期であり、この時期に必要なものを必要なだけの遊びをさせることが重要なのです。簡単に言えば幼少期に覚えた自転車。なかなかバランスよく乗れなかったのが、補助輪もつけないで乗れたときの純粋なうれしさ、ありましたよね。私もそうですが、自動車移動が多くなり、もう何年も自転車に乗っていませんが、乗れるんですよね、不思議と。まさにこれです。一度神経回路が出来てしまえば一生忘れないのがこの時期なのです。ですから、外で遊ぶことを通して、小川を跳び越す・木登り・丸太の上を走る・ボートに乗る・鉄棒をする等の遊びの中に、未来のアスリートとなる秘密が眠っているということです。こんなことを新ためて感じた時間となりました。

 ちなみに、部員は私が会議で不在の間、体育館にて私が全幅の信頼をしている有名トレーナー先生の指導で段階的かつ進歩的強化をしていたことをお忘れなく。トレーナー先生の話はまた後日アップしたいと思いますが、私の2つ先を見た上での計画的かつ斬新的指導を展開していただいています。トレーニング内容は、当然シークレット事項は多いですが、何かの機会にまた紹介したいと思っています。ちなみにその風景を写真に収めたいと思いましたが、私自身が会議後、真剣になってしまったため、忘れてしまい申し訳ありません。

雪上トレ 明日で終了!

今日08:00学校出発して、旭岳にて雪上トレに行きました。昨日までのコースが不可となったため、長靴を履いて、リュックにスキー靴・グリップWAXなどを手分けして背負い込み、30分程度をかけて登山道を登った約1,500mぐらいのポイントに天女ケ原があり、そこで雪上トレを実施してきました。登山道は、雪解け水で川と化しておりましたが、CL90分を予定通り消化し、コース設定のない場所をみんなでラウンドできる場所を探し当て約1kmのコースでトレーニングしてきました。その後、ローラーに切り替えて120分程度のトレーニングを消化しました。監督とする私の判断で、明日Fにての雪上で最後としました。ローラーとの誤差を部員一人ひとりがしっかりと確認してもらえればと感じています。次の雪上は10月下旬からとなりますので、実質4ヶ月間のみのオフトレーニングとなります。各自がしっかりと課題を持っていますので、スキーとローラーとの誤差だけをしっかり感じてもらえれば、必然と内容の濃いトレーニングがオフに可能となります。

 いよいよ明日が日本で最も最後となるスキートレーニングを終了する旭大高。次シーズンまで、練りに練ったトレーニングを展開し、最高のシーズンとするためにみんなで頑張ろう!002 003 004

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