チルドレン強化
14日(日) 最後の雪上トレーニングに行きました。雨が強く降る中でしたが、これから本格的に始まる4ヶ月間のオフトレとなるため雪上感覚を忘れないように、心身に刻み込むように、集中したトレーニングができました。『もう終わり』といっても、名残惜しいのか、最後の最後まで確認したいためなのか、なかなか止めない部員が多数おりました。しかし、どのチームよりも雪上をこなしたことは、必ず自信となるはずですし、私も自信の持てるトレーニングが出来たことは、大きな収穫であったと断言できます。
さて、午後は上川プロジェクトと称し、未来のクロスカントリーアスリートを育成するために必要な要素は何か?ということで3時間に渡って、JOC・SAJ・その他教育機関と専門指導者など15名ほどを終結させ、形態的・技術的・心理的に向いている子供達を発掘するための会議に呼ばれました。対象は小学生でしたが、いろいろな意見を検出させ、絞り込んでいく方法で実施しましたが、最終的にチルドレン年代に対しては、持久力という偏った強化だけではなく、あらゆるバランスの良い強化が必要であるとの見解に到りました。一生の中で一番神経系の発達するのが、この小学期のゴールデンエイジの時期であり、この時期に必要なものを必要なだけの遊びをさせることが重要なのです。簡単に言えば幼少期に覚えた自転車。なかなかバランスよく乗れなかったのが、補助輪もつけないで乗れたときの純粋なうれしさ、ありましたよね。私もそうですが、自動車移動が多くなり、もう何年も自転車に乗っていませんが、乗れるんですよね、不思議と。まさにこれです。一度神経回路が出来てしまえば一生忘れないのがこの時期なのです。ですから、外で遊ぶことを通して、小川を跳び越す・木登り・丸太の上を走る・ボートに乗る・鉄棒をする等の遊びの中に、未来のアスリートとなる秘密が眠っているということです。こんなことを新ためて感じた時間となりました。
ちなみに、部員は私が会議で不在の間、体育館にて私が全幅の信頼をしている有名トレーナー先生の指導で段階的かつ進歩的強化をしていたことをお忘れなく。トレーナー先生の話はまた後日アップしたいと思いますが、私の2つ先を見た上での計画的かつ斬新的指導を展開していただいています。トレーニング内容は、当然シークレット事項は多いですが、何かの機会にまた紹介したいと思っています。ちなみにその風景を写真に収めたいと思いましたが、私自身が会議後、真剣になってしまったため、忘れてしまい申し訳ありません。