高平慎士選手の壮行会にあたって
今日は在校生の皆さんにとっては、先輩にあたる高平慎士さんをお迎えして、ロンドン・オリンピック出場壮行会を開くことになりました。 あわせて今日からの学校祭に花を添えてくれました。
高平選手は、本校に進学後インターハイ、国体、アジア・ジュニア選手権で優勝するなど輝かしい記録で 旭大高での3年間を過ごしました。
その後、平成15年には、陸上の名門順天堂大学に進学。平成16年、大学2年生の時に初めてアテネ・オリンピックに出場。平成19年大学卒業後、現在の 富士通に入社、平成20年には、社会人2年目で北京オリンピックに2度目の出場。この時、4×100mリレーメンバーとして見事に銅メダル獲得。 そして、この度、3度目のオリンピック出場です。
オリンピックは言うまでもなく、世界中のスポーツ選手、アスリートにとっては夢の舞台です。それも4年に一度しかない名誉ある大会です。
誰もが、あこがれるオリンピックに、アテネ・北京・そして今回のロンドンと3回も国内の選考レースを勝ち抜き、国際標準記録も突破しての出場は並の素 質・努力だけでは難しいと思います。最近の言葉で言えば「何か持っている人」ではないでしょうか。今回は、陸上日本男子短距離陣のリーダーとしての役割も 担っているようです。
在校生の皆さんにとっても、高平選手という偉大なる先輩を持っていることは誇りに思えるのではないでしょうか。本校にとっても新たな輝かしい歴史を刻んでくれています。
高平選手が在籍していた本校の陸上部は、45年連続インターハイ出場という記録を更新しています。皆さんも、陸上競技に限らずあらゆることで、高平選手のあとに続くという「高い志を持って」それぞれの目標に向かって挑戦して欲しいと願っています。
高平選手、今回のロンドン・オリンピックもまた学校をあげて応援しますので健闘をお祈りしています。ロンドン・オリンピック出場、誠におめでとうございます。
以上で激励の言葉といたします。
校長 柿本比佐緒 (2012.7.6)